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ホットなプチコミ情報を、ざっくばらんにお届けするこのコーナーは、料理にたとえるならば無国籍料理! コミック情報から作家インタビュー、本誌コーナーのネット版など、まさにノンジャンル! 優雅にコーヒーでも飲みながら、お楽しみください♪

赤石路代先生×篠原千絵先生 超BIG2スペシャル対談!! 〜番外編〜
みなさん、姉プチに掲載されていた赤石先生篠原先生の対談は、もうご覧になりましたか? 残念ながら、雑誌にはスペースの都合で掲載できませんでしたが、話題はまだまだあったんです! 今回は雑誌には掲載されていない対談の様子を、ホームページだけにどーんとお見せしちゃいます!!
【写真】赤石路代先生と篠原千絵先生

共通の趣味は舞台観劇

──お会いするのは久しぶりとのことですが、いつぶりですか?

篠原:お芝居を見たのが最後ですかね。赤石さんとお会いするのは劇場が多いんです。
   どちらかがチケット取っているとか、誰かが取ったチケットが余って、2人で一緒に
   行くということがほとんどで…。普段は全然連絡を取らないんですけど(笑)

──ちなみに何を観られるんですか?

赤石:東宝ミュージカルじゃない?

篠原:赤石さんが山口祐一郎さんが好きで、私が東宝ミュージカルが好きなので、それが
   一致した時に、「エリザベート」とか「レ・ミゼラブル」とか。
   漫画家の川原由美子さんがすごくお芝居が好きで誘ってくれるんです。

赤石:川原さんが「篠原さんと行ってくれば? 今、空いてるらしいよ」とか教えて
   くれるんですよ(笑)

篠原:だから数年前の「エリザベート」以来ぶり? でも、作品は拝見してるし、お噂は
   かねがねだから、あんまり間が空いてるような気がしないんだけど…でも、
   久しぶりですね。

赤石:そうですね。




原点は手塚治虫先生

【写真】篠原千絵先生
 

──影響された作家や好きな作品は?

篠原:たくさんありますが、初めて読んだ作品が、
   手塚治虫先生の「バンパイア」だったんです。
   しかも、なぜか単行本の2巻を買って(笑)
   その後は「ジャングル大帝」と
   「リボンの騎士」も読みましたし、
   初めて模写をしたのもライアでした。
   もちろんタイムリーではないですが(笑)
   だから、まんがというものがこんなに
   おもしろいんだって思ったきっかけは手塚先生
   でしょうね。


赤石:私も初めて読んだのは「鉄腕アトム」です。やっぱり手塚治虫さんです(笑)
   初めて模写したのはアトムか鉄人28号ですね。両方ともロボットですけど(笑)
   だから浦沢(直樹)先生の「PLUTO」はすごいなと思って読ませていただき
   ましたね。




スーパーアシ現る!?

──アシスタントに入られて、思い出に残っているまんが家さんは?

赤石:しらいしあい先生ですね。デビュー前に1年くらいやっていたんですけど、プロの
   原稿ってすごくキレイで、いろいろ学ばせていただきました。

篠原:私はけっこういろんな方のところに行ったんですが、初めてアシスタントをやった
   のは、15歳くらいでした。別マに投稿した時の審査員だった方が主催している漫研に
   入っていたんですけど、その漫研仲間の先輩のところに、学校終わりに遊びにいく
   ような感覚で行ってましたね。今考えると、よくこんなやつ使ってくれたなって
   思いますけど…。でも、わりと若いうちにプロの原稿を見れたことは本当によかった
   と思います。最初に描いたのはベタだったんですけど、それが印刷になったときは
   感動しました。「これ私が描いたの!」って。

赤石:あ〜わかる! 私もそう思ったな〜。

【写真】赤石路代先生

──昔、とある先生の原稿があがらないって
  なったときに、赤石先生と
  田村(由美)先生が助けに行って、
  すごいスピードで原稿が上がったという
  少女まんが伝説を聞いたことが
  あるんですけど…。

赤石:あ〜ありましたね。そのときは、田村さん
   が私のところにアシスタントに来てくれて
   いたんです。それで、私の原稿が終わった
   後、二人で駆けつけたことが(笑)

篠原:すごい豪華なアシスタントですね!




少女まんがと恋愛

──お二人とも、いわゆる恋愛のみならず、ファンタジーやミステリーや歴史という
  要素を取り入れられることが多いですが、それは、あえて入れてるんですか?

篠原:逆ですよ。ファンタジーが描きたいんですけど、恋愛を入れないと少女まんがって
   描かせてもらえないから、恋愛要素を入れてるんです。

赤石:私は、どちらかと言うと才能のある人や天才を描くのが好きなんです。なので、
   才能のある人のことが描ければ、もちろん恋愛は入れますよ、みたいな(笑)
   「天よりも星よりも」のように、たまに違うものもありますけど。恋愛でも、
   運命とかドラマチックなものが好きですね。

篠原:私は歴史ものとか、描きたいものを描きたいように描いてると恋愛が出てこない
   ので(笑)、「3回に1回はキスシーンを!」とか思いながら描いてます。

赤石:私のまんが、キスシーン出てこないよ(笑)

篠原:でも小学館をよいしょするわけではないですけど、こういう作家をよく拾って
   くれたなと思いますね。他社さんではダメだったでしょうね(笑)

──80年代は、恋愛まんがが主流でしたからね。
  だからお二人のストーリーはすごく印象的だったし、惹きこまれました。

篠原:いや、私も恋愛まんがだけを描いていたときがあったんですよ。でも、自分は恋愛
   まんがは得意じゃないと、ある日悟って(笑)

赤石:私は悟らなくて(笑) ラブコメを描いていたことがありましたね。

篠原:私もありますよ(笑) デビュー前「今はラブコメが主流だから、デビューした
   かったらラブコメを描いてみなさい」と言われて描いたんですけど、3本目の時に、
   当時の担当さんが読んでバタッとその原稿を置いて「好きなもん描いていいや」
   って(笑) でも「好きに描いていいや」って言われた次の作品でデビューさせて
   いただいたので、よかったですけど。実は私、代原デビューだったんです。誰の
   代わりだったのかは、今もわからないんですけど(笑) 私は、ハマリこんだら
   まんがは1本しか描けないし、同時進行はできないんですけど、赤石さんの引き出し
   の多さはすごいなと思いますね。2〜3作品掛け持ちでされたりしていますよね。
   どうやって描いているんですか?

赤石:描いてる時に次の作品やストーリーを考えているんです。今は土日をお休みに
   しているので、その間に考えたり、ノートにまとめたりしています。天草四郎
   (「AMAKUSA1637」)は、高校生のときから描きたいと思っていたんですけど、
   それはなかなかOKが出ませんでしたね。

篠原:私がヒッタイト(「天は赤い河のほとり」)を描きたいって言った時、担当さんに
   「赤石さんも天草四郎が描きたいって言ってるんだよね」と言われて、やっぱり
   考え方の方向性が似ているのかなと思いました。

赤石:鬼(「アスターリスク」)の時もかぶりましたよね。

篠原:私、あれ(「蒼の封印」)は河童でやりたかったんですけど、「河童はちょっと」
   って、担当さんからNGが出たんです(笑)




まんが以外の媒体

──お二人のようにストーリーテラーだと、原作提供とかはどうですか?

篠原:そういうお話をいただいたことはあるんですけど、私は、自分でコマを割らないと
   気がすまなくて…。赤石さんは?


 

赤石:やってみたことがないからわからないんです
   けど、昔、パレット文庫で小説を書いていた
   時に、まどろっこしいと思いました。
   「これ、まんがで描いているほうが楽」って!
   描写だったり表情を、文章で説明するより
   絵で描いたほうがわかりすいと思ったんです。

篠原:でも文章だと、1万の兵とかいう一文ですむん
   だよ。まんがだと描かなきゃいけないけど(笑)

赤石:私は、その兵士の様子を文章で説明するより、
   絵で見せたほうがが楽というか早いし、自分の
   インスピレーションとかも伝えやすいですね。
   自分はやっぱり小説家じゃないんだな〜って。

【写真】赤石路代先生

篠原:まんがって、ストーリー考えて絵を描くだけじゃなくて、一番のポイントはコマ割り
   だと思うんです。赤石さんも、そこが素敵だから、原作者になったとしたら
   「提供したストーリーはそのままだけど、この見せ方は違う!」とか思ったりしない
   ですか?

赤石:まあ、そうかもしれないし、「私以上におもしろいものを作ってもらえるかも!」と
   いう期待もありますね。ドラマ化とかもそうですけど。

篠原:それはありますね。まんが以外の媒体でやったときに「こんな見せ方があったんだ」
   って発見する時もありますね。でも、映像メディアの力はすごいと思いました。
   私の中では「闇のパープル・アイ」は、あまりいい出来のお話ではないんですけど、
   これがドラマになったおかげで、まんがを知らない方にも篠原千絵を知って
   いただけたのは大きいなと感じました。

赤石:「P.A.」もそうでしたね。引越した時に、お隣さんに「見てましたよ〜」って話し
   かけられたり…。映像メディアの影響力の大きさを実感しましたね。




いろんな種はあります

──スランプとかはありますか?

篠原:もちろん! 現在進行形であります(笑)

赤石:私が一番苦しんだのは「ふ★し★ぎのRIN」を描いていた時です。あの当時は私生活
   でいろいろあって、いつもみたいに湧き上がってくるものがなくて、搾り出すような
   感じで…。でも、なぜかわからないけど、歩いていると考えがまとまってくるので、
   やたらと散歩してましたね。

篠原:私は、頭を使うのって体を動かすのとリンクしてるって思うので、お風呂入ったり
   散歩したりします。頭を使わない体の動かし方をすると、考えが出やすいというのは
   ありますが、でもそれをしたくないって時もあって。私の場合のスランプは考えが
   出てこないって言うより、描きたくないってことなんです。描きたいときはそれなり
   に出てくるんです。だから、描きたいモードにするのが大変ですね。

赤石:どこかに遊びにいったりとかしないの?

【写真】篠原千絵先生

篠原:体が疲れると遊びに行くのもイヤなん
   です。でも、ヒッタイトを描き終えて
   しまったときに、まんが家を続ける目標
   みたいなのものがなくなってしまって、
   もう描かなくてもいいのかなと思ったこと
   はありますね。

赤石:私はそういうのはないですけど…ミーハー
   なので、舞台を見てれば舞台ものを描き
   たいし、フィギュアを見てればフィギュア
   を描きたいって思います(笑)

篠原:でも、そういうふうにアンテナを
   いろんなところに張れるというのは作家と
   していいですよね!

──今後、温めている作品は?

篠原:種はありますけど、咲くかどうかはわからないです。

赤石:う〜んそうですね。いろんな種類の草花の種はありますね。何が咲くかはわからない
   ですけど。


──最後に姉プチの読者にメッセージを!

篠原:どこの雑誌に描いていても、年齢層をそんなに意識してる訳じゃないんですけど、
   自分の今描きたいものを描かせていただける雑誌ができて、また、そういうものを
   読みたい読者がいて、一緒に雑誌が成熟していったらいいなと思いますね。

赤石:私もそんなに年齢層を意識して描いて来たわけじゃないけど、少女まんがって不変
   なのかな〜と思いますね。ずっと子供のころから好きだったまんがを、今でも
   なぞっていて…。だから、そういう作品がまた描けるといいなと思います。

──これからもお二人の作品を楽しみにしています!
  どうもありがとうございました!!


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