プチコミのブランチ/INDEX
┣映画『官能小説』DVD発売! 続編も登場!!
┣映画『そのときは彼によろしく』メディアミックスSP!!
┣トモねえのソウル遠足裏日記
┣純愛映画『ただ、君を愛してる』徹底解析!!
┣韓流映画『僕の、世界の中心は、君だ。』SP!!
┣『薔薇のために』台湾TVドラマ化!!
┗韓流映画『連理の枝』完全漫画化!!
ホットなプチコミ情報を、ざっくばらんにお届けするこのコーナーは、料理にたとえるならば無国籍料理! コミック情報から作家インタビュー、本誌コーナーのネット版など、まさにノンジャンル! 優雅にコーヒーでも飲みながら、お楽しみください♪
今回は、6月2日(土)公開の映画『
そのときは彼によろしく
』(
原作:市川拓司
)のコミック化に際し、作画を担当した
宮園いづみ先生
にお越し頂きました。宮園いづみ先生に、『そのときは彼によろしく』の魅力について話してもらいます。
映画『その時は彼によろしく』
のコミック化を担当
映画『ただ、君を愛してる』
のコミック化を担当
宮園いづみ先生
吉野阿貴先生
また、同じ市川拓司作品の
映画『ただ、君を愛してる』(原作:市川拓司『恋愛寫眞 もうひとつの物語』)のコミック化
を担当した、
吉野阿貴先生
にもお越し頂きました。
お二人は、同い年で誕生月も一緒というA型コンビです。イロイロお話を聞いてみます!!
主演:長澤まさみ・山田孝之・塚本高史
監督:平川雄一朗 脚本:いずみ吉紘・石井薫
主題歌:柴咲コウ「プリズム」
配給:東宝
© 2007「そのときは彼によろしく」製作委員会
『そのときは彼によろしく』は、どんな作品ですか?
幼なじみの3人が繰り広げる、恋と友情の運命的な再会、そして、目には見えない強い力が引き起こす奇跡の物語です。13年ぶりに再会した男女の変わったところ、変わらないところ、戸惑いつつも嬉しく楽しい時間、しかし、その先には・・・、という内容で、市川拓司先生らしい恋愛ファンタジーが魅力的です。実は原作の小説と映画の脚本はかなり違っていて、漫画は映画に近くなっています。
市川先生の作品は優しい男の人が特徴的で、いつも暖かい気持ちにさせてくれますね。
ええ。原作を読んで、暖かさに涙がこぼれました。
映画は、ご覧になりましたか?
実は、漫画化する段階では映画はできあがっていなくて、ネームが終わり作画に入り始めたときに撮影が始まりました。(近々試写を見ることになっているので楽しみです。)映像のイメージが掴めなくて、不安はありましたね。
それは、本当に厳しいね。私の場合は、既に9割方できあがった映像を見ながら作ることができたので、そんなに問題はなかったのですが、映像なしで絵を描くのはかなりしんどいですねぇ。
なので、一度撮影中の現場を取材させて頂いて、主人公の智史(さとし)が経営するお店の内装とか、いろいろ写真を撮らせて頂きました。花梨(かりん)役の長澤まさみさんも見かけることができましたけど、背が高くて、細くて、オーラがありましたねぇ。目の保養になりました(笑)
いいなぁ。私も試写で宮
あおいさんを観ることができましたが、意外に背が高くてビックリしました(笑)
映画の進行を待っていると間に合わないので、映画の細かな設定資料を頂きました。これがあったおかげで、各シーンの建物やお店の内装、大まかな衣裳などバッチリ分かり、すごく重宝しました。
えーっいいなぁ、設定資料! 私も欲しかった・・・。
映画原作の長編漫画化でしたが、今振り返るといかがですか?
実は、吉野さんが『ただ、君を愛してる』をコミックス化したときに、「次にメディアミックス企画をやる人、大変だね」「ホントだね」とか2人で笑ってたら、自分の番になっちゃって(笑)
そんな会話しました(笑) 原作と映画が割と違っているので、漫画化するときに「どういう話にしようか?」と悩みましたね。エピソードを入れたり省略したり、新たに自分で考えたりで大変でした。ある意味、パズルみたいなものですね。
時間がなくて、美容室で原作の小説を読んでましたね。
私も。私も美容室で読みました。読んでたら、美容師さんが「何、読んでるんですか?」って訊いてくるので、「泣ける話らしいです」って答えてたら、ページが残り僅かになっても私が真剣な顔をしているので、「なんか、泣きそうにないですねぇ」とか言われてしまいました(笑) そのくらい忙しかったです。
作画後発売された映画雑誌や、今、携帯小説で連載されている『そのときは彼によろしく』の映画では描かれない、映画に至るまでの鈴音(すずね)の物語を読んでいて、内容が結構変わっているので驚いています。佑司(ゆうじ)の個展名が、「打ち捨てられたものたち」から「かけがえのないものたち」に変わっていたり、養護施設の名前も変わっていたりしています。結局、あれこれ考えても仕方がないので、「私は私なりの作品を作るしかない」「違うものを作ろうという意識で良い」と開き直りました。
『ただ、君を愛してる』との違いは、親の存在感があるところでしょうか。私は、子供が大変なことになっているのに、親があまり心配してなさそうで、なんだかヤキモキしちゃいました。
そうですね。主人公・智史のお父さん、イイ味出してますね(笑)
作画中も大変だったようですね。
雑誌掲載時(プチコミック4月号&5月号ふろく)は前後編だったのですが、後編のときは体調が最悪で・・・。インフルエンザにかかってしまい、咳と熱でペンが持てない状態の上、首を痛めてしまいテーピングしてなんとかする始末です。実は吉野さんがアシスタントに来てくれたりもしたのですが、本当にヒヤヒヤしました。家族やアシスタントさんの協力がなかったら完成しなかったと思うので、本当に感謝しています。
実は私の初アシスタントで、モブ(背景の人々)を描いたのも初めてでした。ワイワイと女子中高生のノリが久しぶりに楽しかったです。私もそうでしたが、あれだけの作画を一気にやるのは、実家にいて家族の協力がないと、なかなかできないんじゃないかなと思います。
映画とイメージが重なるCDや、アシスタントさんが持ってきてくれたアニメのキャラソングなどをテンションに合わせて聞いて、楽しかったですけどね(笑)
「もう一度やる?」って訊かれたら?
&
断ります(笑)
ということで、そろそろまとめですが、ズバリ、原作・映画・漫画を問わず、『そのときは彼によろしく』の魅力、見どころは何でしょうか?
やっぱり「そのときは彼によろしく」というタイトルの言葉が出てくる場面でしょうか。現実とファンタジーの組合せが、市川拓司先生独自のテイストで、そこが良いですね。原作の小説、映画、漫画の順で、ぜひ読んでくださると嬉しいです。
本日はお二人ともありがとうございました。
フラワーコミックス スペシャル
原作:市川拓司
作画:宮園いづみ
映画脚本:
いずみ吉紘
石井薫
B6判 / 192ページ
定価:500円(税込)
小学館文庫
著:市川拓司
文庫 / 512ページ
定価:690円(税込)