――日本版の『世界中』の映画やドラマはご覧になっていますか?
CT/僕は映画を撮り終わったあと見ましたが、ヘギョさんは見ていません。
SH/見る機会がなかったのですが、おいおい見ていかないといけませんね。
――比べてみてどうですか? 自分たちの映画の見所はどこだと思いますか?
CT/日本版の方がスケールも大きいし、現在・過去・未来を扱っていますが、こちらの方では高校時代にシンプルに焦点を当てている感じでしょうか。
――原作小説や日本版の映画では、スホに当たる人物(サク)に「現在のガールフレンド」という存在がいるのですが、この映画ではスホはまだひとり寂しくスウンのことをずっと想っていることになっているようですね。それについてはどう思われますか?
CT/韓国的な情緒として、「初恋」への想いがそれだけ深いということを表現しているんじゃないでしょうか。記憶だとか思い出だとかが大切だということに集中して見せようとしているんじゃないのかなと思いますが、監督じゃないのでわかりません(笑)。
――先日チャ・テヒョンさんは初恋の相手とご結婚なされたということですが、ソン・ヘギョさんの方の初恋の思い出みたいなものがあれば教えてください。
SH/初恋については韓国のメディア報道にもよくお答えしていたんですが、ほぼないに等しくて、高校のときに一年上の先輩を好きになっていたのですが、片想いでした。
――告白しないまま終わってしまったんですか?
SH/そのときは男の人の前でまともに話もできないくらいだったので、ひとりで好きな想いを抱いているだけでした。
――では、スホにアタックしていったスウンの姿はうらやましかったですか?
SH/以前だったらそうはできませんでしたが、今の自分の変わってきた性格からすると、今だったらスウンのように行動できるかもしれないと思います。積極的になりましたし、自分の気持ちを表現することもも以前よりはできるようになったので。
――どのシーンの撮影がもっとも大変でしたか? またどのシーンが一番好きですか?
SH/スウンとスホが旅行に行くのですが、そのシーンは全部好きです。大変だったのは、私は魚が怖いのですが、海の中に潜って撮影するところがあって、魚が多すぎて怯えました。でもスタッフのみなさんやチャ・テヒョンさんが安心するよう支えてくれまして、なんとか撮影できました。でも怖かったです(笑)。
――きれいに撮れていましたけれどね。
CT/あれだけ苦労したんですから、きれいに撮れてくれないと困っちゃいますよね。僕は、ふたりで島へ行くシーンはみんな好きですし、キスシーンがすごく記憶に残っています。あと、スウンを乗せて自転車で島を走るシーンも好きです。
――ソン・ヘギョさんは今回が初の映画ですが、ドラマと比べて大変だったことや驚いたことがあれば教えてください。
SH/まだ一作目なので、大きく「ドラマはこうで、映画はこう」と十分に感じるほどにはなっていないのですが、やってみてわかったことは、時間的な余裕が、ドラマは本当にあわただしく撮っていくので、映画の方が余裕があるかなという印象を受けました。ドラマは五日間ほとんど眠れずに撮っていくようなことがありましたが、映画は俳優と監督、スタッフとの会話もできますし、役についてじっくり考えることもできるなと思いました。
――スウンのように、余命いくばくもないということになったら、本当に好きな人がいるということは、心強いことなのか、つらいことなのか、おふたりに伺ってみたいのですが。
SH/現実的にはすごく悲しくて胸の痛むことじゃないかなと思います。愛する人と別れなくてはならないということがすごくつらいし、こんなふうになるんだったら会わなければよかったんじゃないかと思ってしまう気もします。
CT/別れることはすごく胸が痛むし悲しいことかもしれないけれど、でも好きな人はいた方がいいと思います。死んでいく人があまりにも悲しすぎるというか、気の毒なので…。
――次回作のご予定は?
SH/もうすぐ決まりそうです。おそらく映画になりそうです。
CT/撮影が終わったものがあって、おそらく韓国では秋の公開になりそうです。『馬鹿』という映画です。日本でも公開されるんでしょうか…その次の作品もまた映画になると思います。
――今後やってみたい役柄みたいなものがあれば教えてください。
SH/今までわりと清純な役どころが多かったので、もう少し色の強い役にも挑戦してみたいです。自分で消化できるかどうかはわからないんですが。
――いいですね、悪女役とか。
SH/…どう取ったらいいんでしょう…(笑)私、意地悪そうですか?
――悪い女に見えるという意味ではないんですが(笑)。